去る5月18日(月)に沖縄本島名護市21世紀の森体育館にて、「日本全国みんなでつくるサンゴマップ」ワークショップが開催されました。
急遽決定したこともあり開催直前にしか告知ができませんでしたが、それでも13名もの方にお集まりいただき、有意義なワークショップとなりました。参加して下さった皆様、ありがとうございました。
お集まりいただいた方は、サンゴマップ実行委員をはじめ、サンゴ研究者、ダイビング業関係者、沖縄リーフチェック研究会の方々、一般の方など多岐にわたり、雑誌「マリンダイビング」の方も取材に来てくださいました。
ワークショップでは、国立環境研究所の山野博哉さんが「サンゴ礁の保全とデータベース サンゴマッププロジェクトの成果」と題し、サンゴ礁のデータベースにはどのようなものがあるのかの紹介や、サンゴマップの現状の成果や今後の問題点などを講演していただき、その後全員で「サンゴマップの良い点」「サンゴマップ、私ならこうしたい」という2つのテーマで意見を交換しあいました。
参加者のみなさんが出された様々な意見の中からいくつか以下にご紹介いたします。
※「サンゴマップの良い点」
・誰でも気軽に参加できる
・実際の写真を見ることが出来る
・絵や全体の雰囲気が、親しみが持てる
・サンゴがあるか無いかといった簡単な情報から詳細な情報まで登録できるため、様々な立場の人が参加できそう。
・名前がいい!
・目的が明確
・地図とリンクされている(googleマップをそのまま使っているのがいい)
※「サンゴマップ、私ならこうしたい」
・情報がまだ少ないので、もっと広く広報する
・インセンティブをはっきりさせる(ポイント制、サンゴマップグッズなどの粗品進呈、何の役に立つのか?、今年の成果を見せる、など参加者が楽しめる仕組みづくり)
・ダイビングショップなどにチラシを置いてもらう
・ダイビングサークルの学生の方にも協力してもらう
・どこどこの情報を募集!などしてターゲットをしぼる
・ダイバー以外の一般の方も参加させるような仕組みづくり
・ダイビングポイント以外の情報もほしい
・フィードバックシステムの改善が必要
・すでに登録した場所のアップデートをできるようにする
・データベースの力を具体的に示す(研究面など)
・サンゴに関する他の項目(例:産卵など)のマップをつくっても面白いのでは
今回は時間の都合上、今後具体的にどのようなことをするというところまでは話し合えませんでしたが、様々な立場の方々から様々な意見を頂くことができました。
今回のワークショップを通して、このような集まりをもっと増やし活発に意見交換することによって、現状の問題点や課題などが見え、サンゴマップをさらによいものにしていければと感じました。
沖縄本島にも実行委員が増えましたので、今後もさらに協力し合い盛り上げていきましょう。