日本サンゴ礁学会第13回大会で成果発表

2010年12月2日~5日、茨城県つくば市で開催された日本サンゴ礁学会第13回大会で、「日本全国みんなでつくるサンゴマッププロジェクト-3年目の新機能「白化・産卵」コースの紹介-」というタイトルで、成果発表を行いました。

毎年恒例の日本サンゴ礁学会での成果発表ですが、今年は学会の社会連携を推進するために新設された「NPOポスターコーナー」に出展しました。今回の成果発表では、新しく加わった新機能「白化・産卵」コースの結果を重点的に紹介。

白化マップは、4つのメーリングリスト(sango, UmibeF,coralconserv,hozen-kyou)に寄せていただいたサンゴの白化情報も合わせてマップに表示してみたところ、2010年のサンゴの白化は、6月末に八重山地方からはじまり、徐々に北でも見られるようになる傾向がはっきりと読み取れました。

産卵マップは、今年の情報提供数4件・・・。これは今年7月28日にサイトをリニューアルオープンして産卵マップの機能を新設したため、今年の沖縄の産卵には間に合わなかったことが原因です。すっかりタイミングを逃しましたが、しかしながら高知や小笠原からの貴重な情報を投稿いただきました。皆さま、来年、ぜひ産卵情報も投稿ください。

サンゴマップは3年間で、454件、170名もの方々に情報を提供いただきました。
来年もさらに発展させていければと思っておりますので、よろしくお願いします!

■成果発表ポスターはこちら
2010JCRS_Posterのサムネイル

サンゴマップ実行委員 浪崎直子