サンゴマップでは、全国のみなさんが観察した「サンゴの分布情報」、「白化情報」、「産卵情報」をどなたでも投稿できるようになっています。
はじめに「サンゴの観察・記録のしかた」と「投稿のしかた」を確認しておきましょう。
分布情報の投稿には、誰でもできる
「いたよ、いなかったよコース」と
できる方にお願いする
「しっかり底質調査コース」があります。
サンゴの北上(地球温暖化の影響)と思われるもの、サンゴの回復と思われるものも報告してください。
サンゴの観察・記録のしかた
1. 対象のサンゴは?
サンゴマップで対象としているのは、「造礁(ぞうしょう)サンゴ」。
硬い骨格を持ち、褐虫藻(かっちゅうそう)という植物を体内に共生させているサンゴです。
造礁サンゴと間違えやすい生きものも確認しておきましょう。
>>対象のサンゴ・間違えやすい生きもの
2. 日時、場所、水深を確認
サンゴがいた(いなかった)場所、産卵を観察した場所、観察日時と水深を確認しておきましょう。
※観察したサンゴが、回復過程または北上だと思われる場合にはあわせて報告しましょう。
3. 写真撮影(任意)
カメラを持っていたら、 水中の景観とサンゴの写真を撮りましょう。
投稿した写真はサンゴマップに掲載されます。撮影のコツを確認しておきましょう。
次の2種類を撮影してください。
(1)全景の写真(10m×10m程度)
見渡せる範囲で、全体にどの程度サンゴが分布しているかがわかるような写真。
特に、サンゴがたくさんいる南の地域では、水中景観の写真が重要です。様々な角度から撮影してください。
ポイント:
全体の風景がわかるように撮影してください。
海底をどの程度サンゴが占めているのかの参考になります。
(2)サンゴのアップ写真
サンゴかどうかがきちんと判別できる写真。
実はサンゴ以外の生きものの場合もあるので、科学者が判断できるようにお願いします。
ポイント:
自分の片手をサンゴの脇に置き、自分の手とサンゴが一緒に入るように撮影してください。
サンゴかどうかを調べる際には、サンゴの凹凸が分かる程度に近寄った写真が必要です。
いろいろな種類のサンゴがいる場合は、代表的な種類を選んで撮影してください。
4. できたら白化状態をチェック(任意)
できる方は、観察したサンゴの白化の情報を報告してください。
- 白化の程度
- 白化しているサンゴの形
>>造礁サンゴはこんな形 - サンゴ以外の生物の大量の死骸の有無とその種類
- 場所と水深と「水温」
5. できる人は底質を調べる(任意)
全体(10m×10m位)を見渡して、海底が何で構成されているかを判別し、それらの占める面積の割合を7段階でチェックします。
詳しくは「底質の調べかた」で確認しておきましょう。
>>底質の調べかた
観察した情報の投稿のしかた
サンゴマップでは2つの専用フォームで情報を受け付けています。 どんな情報を投稿するのかよく確認しておきましょう。